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2007年1月30日 (火)

企業のモラル

つい先日まで、とある会社に在籍していた。
映像・音響機器製造会社ということで、そこのサービス事業部、つまり修理部門の担当として。
中に入って驚いた。
製造会社など、真っ赤な嘘で、実態は中国の工場(もちろん、自社資本ではない)から売れ筋商品を購入し、日本向きに仕様変更、自社ロゴを印刷して輸入していたのだ。
それで、製品の質が確かであるなら、なんの問題もない。
しかし、中国製品である。
当然、品質など考慮された作りではない。
メンテナンスもまったく考慮されていず、形になっていてとりあえず動けばいい、というものだった。
とりあえず動けば、と書いたが、パッケージを開けて電源スイッチを入れても作動しないという物がいくつもあった。
また、修理部門といえば聞こえはいいが、自社で製造設備を持っていないのだから、修理に必要な部品がそろっているはずもない。
フレキシブル・ケーブルやCDドライブなどの「消耗品」以外の部品はなく、不良品は新品と交換することが多いのだった。その新品にしても、前述のように、作動しない物がある。
どうすればいいのだと言いたくなってしまう。
営業の上層部などは「ジャパネットたかた」に25000台の納品契約を結んだとふんぞり返るが、その中に何台の不良品が出るのだろう?
また、たとえ何百万台売ろうと、お客様が買った1台がパッケージを開けたばかりで動作しなかったら、それは不良率100パーセントなのだ。
それがわからない人間に、物を売る資格はない。

今のところ、大きな問題は起こっていない。
しかし、不二家のように死人や病人が出ていないにも関わらず、企業の存続の危機になっていることでもわかるように、今後もこのようなことを続けて大丈夫という保証は何もない。
自分のところで作ったものではないから責任はない、といういいわけは通用しない。現に先日、トイザらスは販売したインラインスケートが壊れるおそれがあるというので、自主回収した。
私が量販店の人間ならば、この会社との取引は中止する。
典型的な「安かろう悪かろう」だからだ。
仕入れ値が安くて儲かるのかもしれないが、それによってお客様の信頼を失ってしまっては、元も子もないだろう。

ま、今はもうこの会社の人間ではなくなった私があれこれと言うことではない。
せいぜい目先の金に群がるがいいだろう。

ホラーとは関係ないが、書かずにはいられなかった。ごめん。

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