実話怪談と実話風創作怪談
同じタイトルで加藤氏がコラムを書かれていて、相変わらず読み応えのある文章なんだけど、一つ気になる点がある。
それは、投稿者が実話怪談風に書いた創作を、それと判断できるのか、という点だ。
「超-1」の応募規定には、創作はNGとはっきり書かれている。
それでも、悪意を持って、あるいはちょっとしたいたずら心で応募した創作を創作と判断できるか。
……実際のところ、むずかしいと思う。
加藤氏にしてからが、創作を応募する者への防波堤としては、結局はあとで自分が困ることになるといった、精神論的なことしか書いていない。応募者性善説に頼るしかないのが実情といったところではなかろうか。
実際にそういう者がいるかどうかはともかく、つたない文章で書かれた実話よりも、「超」怖い話などを読み込んだ者が考え抜いて書いた創作の方が、講評者の点数は高くなるのではないだろうか。
前回の「超-1」でも、2ちゃんねるのスレッドで創作が本に載ったと書いていた人物がいたが、(真意は不明)そういうことが今後も起こりえる恐れは少なくないのではないか?
多少とも名の知れたライターであれば、自らの作家生命を閉ざすようなことはしないだろうが、名も知れぬネット上の素人を、性善説だけで縛るのには限界もあるかと思う。
「超-1」はいざ知らず、ネット上の投稿系怪談サイトを見ると、なんでこんなポピュラーな作り話を載せるのかな? と、サイトオーナーの見識を疑ってしまうような物も枚挙にいとまがない。(ポピュラーであることを知らない、オーナーの知識不足が主な原因)
当然、「超-1」は講評していない多くの閲覧者もいるので、本当に内容に疑問が生じればなんらかの反応はあるだろうが、それだけに頼るのも心許ない。
何しろ、天ぷらの作り方も知らずに、それがポイントとなる怪談について訳知り顔に講評する人もいるぐらいだから。
危惧に終わればいいけどね。

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