これは「怪談」ではない
講評を読んでいて、ふと思ったこと。
人様のことをあれこれ言える立場ではないけれど、講評されている方々の中に、怪談の定義を非常に狭義で設定されている人がいるような。
それはたとえば、幽霊に代表されるような心霊系の出来事が起きていないから、「東京伝説系」だとか、「怪談ではない」とか。
そのノリで言うなら、初期の「超」怖い話の「不動前からの脱出」とか、日本とは思えないような町に迷い込んだ話とか、あのあたりはすべてアウトになってしまいませんか。
もちろん、常に進化するのが「超」怖い話ですから、今頃初期の話を持ち出しても仕方ないのかも知れませんが、「心霊系とは言い切れない」というだけで点数の低い話があったりするので、どうなんだろうと。
「超」怖い話ではないけれど、「新耳袋」のエピソードで、家の下に出入り口のない地下室があって、その部屋の壁に「日の丸」が描かれていたという話。
あのエピソード、気味がわるくて大好きなんですけど、超-1/2007の講評の流れから行くと、この話も「東京伝説系」という判断がされてしまいそうな。
幽霊=「超」怖い話ではなく、奇妙な話も「超」怖い話のカテゴリーだと思うんですけどねえ。
ストレートな幽霊話の方が、好まれるんでしょうか。
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