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2007年5月 7日 (月)

【+4】ゆうれいここにいます

文章技術 +2 体験談希少度 +2 合計点【+4】

オーソドックスな幽霊屋敷譚だが、達者な文章によって読み応えのある話になっている。ただ、下記の部分、

>まるで掃除機で吸ったかのように、粒一つ見あたらなかった。
>しかしながら、朝日というのは些細な疑念など吹き飛ばすものらしい。
>おだやかな春光が、小窪さんの思考の一部を麻痺させたのであろうか。
>絶対おかしい怖い物凄く怖い嫌だ嫌だ。
>だけども……
>――そうだ。なめくじだ。ナメクジを子供が塩で溶かしたんだ。
>そういえば、子供の頃よくやったよ。
>疑問の答えを見つけたようで、気分が良くなった。

忌まわしい感じを、無理矢理押さえつけようとしている雰囲気を出すためなのだろうが、体験者の思考の流れとか読者の印象などを考えると、ちょっともたつく印象がある。

それと、おばさんが怒鳴り込んでくる部分。
現在ひとり住まいで、それ以前は空き家だったのはわかっているはずなのに、この行動は不自然。
(もちろん、このおばさんの行動も怪異のひとつと解釈することも可能だろう)
過去に何があったのかを読者に推察させる部分ではあるけれど、積み木のくだりなどでも察することは可能なので、思い切って刈り込んでもよかったと思われる。

盛り塩をしていた人物が幽霊(?)だったのは、意表を突かれた。いい意味で混乱させられた。

http://www.chokowa.com/cho-1/2007/entry-blog/blog.cgi/20070507063703

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