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2007年6月16日 (土)

エイトマンとサイボーグ・ブルース

タイトルは、どちらも平井和正のSF。
正確に言えば、少年漫画であったエイトマンをベースに、よりハードボイルドに小説化したのがサイボーグ・ブルースです。
エイトマンは劇中では「スーパーロボット」と称されているが、ご存じの通り、その実態はサイボーグ。
人間の脳が移植されているわけではないけれど、記憶も含めたすべてのパーソナリティがデータ化されて電子頭脳に入力されたという点においては、サイボーグと言って間違いはないでしょう。
んで、「サイボーグ・ブルース」の方はちゃんと脳がある、普通のサイボーグ。
エイトマンもサイボーグ・ブルースの主人公も、やはり高速移動能力を持つ。
エイトマンの方は少年漫画だったためか、時代設定は現代ですが、サイボーグ・ブルースはかなり未来。
サイボーグは出るわ、アンドロイドは出るわ、未来兵器は出るわ、エスパーまで登場して、SFアイテムてんこ盛り。

当時、そのSFガジェットにわくわくしたものですが、のちにアルフレッド・ベスターの「虎よ! 虎よ!」を読んで、基本的な小道具のアイデアの元はこの作品だと知る。
意外にがっかりはしませんでしたね。
「おおー、元ネタはここだったか」と驚きはしましたが。
この作品、石森章太郎のサイボーグ009や仮面ライダーにも影響を与えています。

最近はほとんどSFを読んでいないのですが、こういう、直球ど真ん中といった感じのSFは今も書かれているのでしょうか。

……それにしても、小松左京の「虚無回廊」は完結するのだろうかと心配な今日この頃。

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