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2007年12月27日 (木)

半可通

温泉番組や旅行誌などでひんぱんに「掛け流し」と言っているせいか、温泉を選ぶ際に掛け流しかどうかを確かめる人が多くなっているようだ。

が、ブログなどに載っている旅行記や入浴レポートなどを読むと、たまに「掛け流しってなってたのに塩素臭がした」という記載があったりする。(=インチキじゃね? と言いたいらしい)
これは、保健所のお達しにより、不特定多数が入浴する施設においては塩素系消毒剤を入れなければならないと決められているのだ。例のレジオネラ菌死亡事故以来。
それを知らずして施設を責めても仕方あるまいに。施設サイドにしても、塩素消毒などしたくないのだが、それをしないと営業許可が下りないのだ。
それを避けたいのなら、入浴ごとに湯を入れ替えるタイプの家族湯に入るしかないだろう。

もうひとつ。
これまたどこかのブログ記事で読んだのだが、「入浴料の安い温泉浴場は何かあるのではないか」というのがあった。
前後の文の流れからして、温泉地の共同浴場のことを指しているようなのだが、安い=悪と思っているようだ。で、入浴料の高い施設だったら信用できるらしい。
ここまで痛々しい発言だと、本当のことを告げるのも何か気の毒になってしまう。
まず、地方の共同浴場の入浴料が安いのは、施設維持管理を地元の人たちがやっているからで、さらに、湯が適温で湧いていればボイラーなどの設備が不要で、掛け流しで使用できるため、コストがかからないのだ。
ひるがえって高い入浴料の施設の場合、湯を循環させたり温度管理する装置が必要なため、結果としてコストがかかる。したがって必然的に入浴料も高くなるというわけだ。

温泉マニアになれとは言わないが、「掛け流し」という言葉を使ってわかったような気分になっているのなら、もう少し他の事情も知るべきとは思う。

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