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2008年2月 1日 (金)

こわい話・気味のわるい話

牧神社出版刊、平井呈一訳、全3巻。
古典……というほどではないですが、英米の近代の怪談集です。
怪奇文学において多大な貢献のある平井呈一氏が楽しみつつコツコツと訳した書籍です。
初版が発行されたのが1974年ですから、さすがにもう新刊では入手不可能です。
アマゾンで検索してみますと、古書がえらい金額です。
30年前の定価で1500円から1800円ですから、当時としてはけっこうなお値段です。
確か、同内容のものが文庫化されているはずですが、タイトルは違っているかと思います。
商業主義的な事情に左右されることなく、平井氏が自らの趣味全開で編まれたアンソロジーですので、味わいのある作品が並んでいます。
ビーケーワン怪談大賞の応募諸氏の中で本書をご存じでない方には、ぜひご一読をおすすめしたい。
全3巻と書きましたが、平井氏はもっともっと続けたかったようです。それが3巻で終了したのは、平井氏が亡くなったからなのでした。
第3巻の巻頭には、こういう表記があります。

「こわい話・気味のわるい話」は平井呈一氏白玉楼中の人となられたため、本巻を以て終巻といたします ──牧神社

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