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2008年5月 3日 (土)

ホラーとしての日本刀

何か、日本刀を怪談に使ってみたいんだけど、日本刀と言えば村正に代表されるように「妖刀」がまず頭に浮かぶ。
でも、あまりにありがちですわなあ。
「妖刀」以外で、ホラーとしての道具あるいは怪異の中心に使えるネタはないものかと。

日本刀 切れ味 凶器 狂気 呪

浮かぶのはそんな単語。

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コメント

GIMAさん、はじめまして。藍と申します。

いつも、ささいな恐怖のみならず、BLOGの更新も楽しみにしております。
黒神由貴シリーズが特に好きで、GIMAさんの描写から私なりの黒神由貴
像ができあがっています。
日参が理想なのですが…なかなか。
今後も更新楽しみにしていますね。

私は、日本刀で思い浮かぶのはGIMAさんとは反対の「御神刀」でしょうか。
神聖な感じの印象があります。悪を払うとか。神社で祭られているというか。

微妙な書き込みですが、何かしらお役に立てれば幸いです。
それでは、失礼致します。

投稿 藍 | 2008年5月 4日 (日) 22時45分

藍様
こんばんは。コメントありがとうございます。ご愛読、心から感謝いたします。

>GIMAさんの描写から私なりの黒神由貴像ができあがっています。

機会がありましたら、藍様の黒神由貴像、ぜひお聞かせくださいませ。読者から見たイメージがどういうものか、非常に興味があります。
(キャラクター設定も豊かになりますので)

>「御神刀」

そうでした!
ホラーネタということにこだわるあまり、忌まわしい方向ばかりに思考が行っておりました。
参考になりました。
ありがとうございます。

投稿 GIMA | 2008年5月 4日 (日) 23時03分

にほんとう…。そういえば、知人のトラブルバスター(厄介事引受人、とかいうようですが)から変わった話を聞いたことがありましたねぇ。よく、「人をたくさん斬って血を吸った刀」が妖刀になる、という話は聞きますよね?
そのテの話は実際、東洋西洋問わずに多いようですが、「日本にだけ」、というか東洋の限定された地域のみでしか見られない妖刀があるそうで。
今回はその話を少し、書いておこうかな、と。
↑のコメントをしている藍様の内容と似ているかもしれません。あ、すみません、全然似てないです。(訂正するの早ッ

まぁ、話を続けましょう。
妖刀についてのイメージで大きいのは、使用者への影響ですよね。持っているだけでは影響は弱くて、実際に妖刀を使う使用者への影響が強い。「使用者の殺人衝動を強くする」、「使用者は身体的・精神的な異常をきたす(異常な身体能力の獲得、異常な精神状況に陥る等)」、「使用者は良くない死に方をする(どれだけ強くなっても戦場で死んでしまったり等)」ですが、今回の話はちょっと変り種の妖刀ですね。
今回話している妖刀と言うのは、先に挙げた特徴に当てはまらないのです。使用者が殺人衝動に駆られることもありませんし、使用者が強くなったりもしなければ、その妖刀を持ったことで悲惨な死に方をするわけでもないそうです。

その変り種の妖刀の与える影響(特徴とも言えそうですが)と言えばふたつだけです。
ひとつは「刃物に関するトラブルを呼び込む」ということだそうです。一例的には、持ち主が通り魔事件に巻き込まれて犯人のナイフで斬りつけられたり。他には電動式チェーンソーの刃が欠けて首元に突き刺さったり。あとは海で遊んでいると釣り針が喉元に突き立ったり、裁縫中に待ち針が指に刺さったりですか。まぁ、軽いものから重いものまで、主種様々な刃物のトラブルに巻き込まれるそうです。
もうひとつの特徴は、わかった人も居ますかね? ひとつめの特徴の例の中で、致命傷を受けているようなトラブルがありましたよね? でも、先述した通り、この妖刀を持ったからとは言え、使用者は死なないのです。
…えぇ、そうです。この妖刀のもうひとつの特徴は、「刃物のトラブルでは絶対に死なない」ことだって言うんですから驚きですね。
「刃物によるトラブルによく巻き込まれる」ようになるのですが、しかし「刃物のトラブルでは死なない」という妖刀ですね。
しかもこの妖刀、その特徴に影響される範囲が不規則というか、不安定というか、有体に言えば「雑すぎる」そうです。
使用者や持ち主にだけ妖刀の効果(特徴)が働く場合もあれば、使用者や持ち主には影響が出ずに、その人の家族や友人にしか影響が出ない場合も多々あるそうです。
どうせなら、「刃物によるトラブル」を回避させてくれたなら、妖刀ではなく護り刀と言われていたかもしれませんが…。

そんな変な妖刀ですが、その出自にもふたつの説があります。何かと「ふたつ」が続きますねぇ…。
ひとつは、「危険リスクによる安全確保」のための護り刀という説。どういうことかと言うと、「刃物によるトラブルで死ぬ可能性」を、「死なない程度の刃物によるトラブル」に何度も遭うことで薄くするというものです。
まぁ、地震と同じ考え方です。微弱な地震が何度も起こった方が、大きな地震に遭う確率を減らすことになるというものですね。地震のメカニズムは専門でないのでうまく説明できませんが、要は多くの地震は大陸プレートの我慢によるものなので、小さい地震で常にストレスを発散させていた方が、プレートが突然ブチギレたときに起こる大きな方の地震になりにくい、ということです。
「刃物で死ぬ」という大きな事故(事件?)よりも、「刃物で傷付く」という小さな事故を何度も経験させることで、刃物では死なないようにする。それが目的の護り刀であって、妖刀ではない。そんな考え方です。
もうひとつは、「底意地の悪い呪具」としての妖刀という説。昔の施政者は「民は殺さぬよう、希望は持たさぬよう」とのたまったそうですが、それに似ているという意見ですね。
こいつを殺したい、だけど殺すだけでは物足りない。だったら、死ぬほど危険な経験をさせてやるが、それで苦しんでも絶対に死なないようにしてやる、という感じですか。
妖刀らしいと言えばらしいですが、こうインパクトってものに欠ける妖刀としか言えないんですけど…。

護り刀だろうと妖刀だろうと、どっちみち痛いことになるなら、表現なんてどうでもいいと私的に思うのですが…。
このへんてこ妖刀、トラブルバスターさんは「売ってほしい」という依頼で関わったそうでして、入手してから受け渡しまで散々だったみたいで、この妖刀はマジ話だと信じるしかなかったそうです。
日本では確認できただけでも同種の刀が3本ぐらいあるそうですよ。

蛇足的論理文…
まぁ、トラブルバスターさんが言うには、「刀」や「剣」に血みどろな話が付き物なのが東西問わずに多いのには、正当な理由があるそうです。
曰く、「刀剣」はそもそも「対人用武器」として考案されたものだから。だから、「刀剣」は人同士が傷付け合う、殺し合うための道具だと人が認識しているからだ、と。
簡単なイメージで言えば、獣を相手とする狩人が使う武器は何でしょうか? 中世絵画において、人対人の戦争を描いた絵画のうち、武器として絵画の中の騎士や武士が持っているものの多くは何でしょう?
狩人は弓矢ですが、騎士や武士という人種は刀剣を持っている絵が多いです。RPGといったゲームでもわかると思います。勇者といった主人公の持つ武器の多くは刀剣であり、それ以外は少ない。刀剣といった武器は、武器の中でも特殊なものだと人が無意識的に(あるいは意識的に)認識している。
「意識」と「認識」は呪具などマジックアイテムを作るのに強く影響するから、刀剣については「妖刀」「妖剣」と言ったものは数多く話が残るし、それらの多くは血みどろな背景を持っているのが当然であり必然だそうです。
人と人が戦う戦場には「狂気」があるし、そこで使われた「凶器」は人を「流血」させることによって人の「狂気」を喚起するし、「狂気」が「凶器」を振るわせるわけで、「凶器」は「流血」させるし…なんて無限ループ。
そもそも無限ループというか、循環の構造は呪うにしても魔法をかけるのを簡単にするそうです。
特殊な認識もされている刀剣、そして「凶器」でもあるために「狂気」と「流血」からは逃げられない循環の構造を持っている。ふたつの理由が妖刀や妖剣の類を作り上げている、というのがトラブルバスターさんの意見でした。

…そうそう、聖別されたタイプの刀剣…を聖剣とか神刀って実際には言うようですけど。そういうタイプの実物は狂気を抑えたり、斬った相手の派手な出血を抑える(傷の程度を抑えるわけではないので、斬り殺したりすることは可能なままです)といった目的が主眼であることも多いそうです。
妖刀と聖剣っていうのはどうも、刀剣の持つ循環の構造を整流状態で扱う(この場合は妖刀ですね)か、逆流状態にして扱う(こちらでは聖剣など)か、そういった程度の問題だそうです。
何か、裏番組みたいなものですね。だから今回の話は「ふたつ」って数字に関連が多いんでしょうか。「表」と「裏」の2面性ってことですかね。
扱い方というか、捉え方の違いかもしれませんけど。

それから、妖刀はともかく、妖剣っていうのは「おもしろ系」も多いようです。調べればネットでも面白いものが見付かるかもしれませんよ。
トラブルバスターさんのお仲間は、何でも「虫除けになる剣」たるものを探すように依頼されていたらしいです。見つけることはできても入手とはならなかったようで、機能というか効果の確認はできていないってことでしたけど。
…いやさ、小説作品で「おもしろ系」の妖剣を扱うとドタバタコメディにしかならないと思いますが。「ささいな恐怖」どころか「ささいなオチ」にしかなりませんか。シリアスなんて土台、夢物語です。
…躁【ソウ】デスネ。(ウキウキウォッチング調)

ふむ、話をまとめるとトラブルバスターってのはオカルトにも通じてないとダメみたいですねェ。(チガウヨ
よし、絶対にトラブルバスターなんてやらないぞ!
…? あれ、何か宅配便が来たみたいですな。
…何ですか、局員さん。その刀でも入っていると言わんばかりの特徴的梱包のお届けモノ。
あと局員さん、目が血走って…ナ、ナイフ?
やだなぁ、そこは受取確認する用紙を出してもらわないと。
…あれ、何この展開h
(あきなり は しとつ をくらった!)

投稿 上木 秋成 | 2008年5月 7日 (水) 23時17分

ご無沙汰しております。

ホラーとしての日本刀。
人それぞれ違うものが浮かぶのだなーと、感心しきりで拝読させて頂きました。
ちなみに私もまず「御神刀」が浮かぶクチでございます。

我が家にも不思議な刀に纏わる話が受け継がれておりまして。
家宝の刀の話なのですが。
いずれ機会がありましたら自分のブログにでもつれづれ書いてみたいと思います。

もひとつ。
私の好きなギミックはまさしく「泣き声」です。
あの、ちょっと自分がびくっってする感じが、お話と一体感持ててステキです(笑)
これからも楽しませて頂きます。

投稿 昌。 | 2008年5月 8日 (木) 10時40分

GIMAさん、こんばんは。
反応が遅れてしまい申し訳ありません。
上の文章は改行がおかしいですね…そちらもすみません。

えと、私の中の黒神由貴像という言葉の意味は、例えば小説等で「美人」という言葉があったとして読んだ各人が思い描く美人というのは、異なると思います。映像で女性が出てきたり絵で姿形が表されていないからこそ、多様な想像が膨らむと思うのです。従って、私の中の黒神由貴像と言うのは、そのように、こう脳内変換された人物というのでしょうか?イメージといいますか…すみません、上手く言葉が見つかりません。
御幣のある言い方をして申し訳ありませんでした。

ただ、個人的に黒神由貴は友人がピンチになったら爆発的な力を発揮したりしそうかな?という感じはします。

纏まりのない文章失礼しました。
近頃天気がすぐれないので、お体には気をつけてください。ご自愛を。

投稿 藍 | 2008年5月11日 (日) 20時33分

御幣ではなく語弊ですね…
お恥ずかしいです。

投稿 藍 | 2008年5月11日 (日) 20時44分

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