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2014年9月 3日 (水)

ソープの思い出16

二度目に彼女に会いに行ったとき、私は自作の風景画を彼女に進呈した。画面いっぱいの菜の花畑の中に、一人の少女が立っている風景。
さらに何度目かに店に行ったとき、私は彼女に、「あなたの絵を描かせて欲しい」と言った。
どんな絵を描くかは、そのときは彼女には言わなかったが、心づもりはあった。彼女をモデルにして、チマチョゴリを来ている姿を描こうと。
だが、チマチョゴリという民族衣装がどのようなものか、そのときの私は知らなかった。
そこで私は、韓国市場内にあるブティック(ここは母親が親しくしていた)に、韓国の民族衣装を描きたいので、お店を紹介して欲しい、と頼んだ。紹介してもらった民族衣装専門店に、着る女性の年齢によるデザインの違いなどをうかがい、正確に描けるように、細部まで写真に撮った。
実のところ、私が日本人であるということで、あまり(かなり)いい顔はされなかったのだが、それは仕方あるまい。ざっくりとした下絵を描いた後、B3サイズのケント紙に、彼女の絵を描きはじめた。ずいぶん時間がかかったように記憶している。
完成した絵は額装し、店に持参して、彼女に手渡した。で、ここでこれを言うと非難されそうな気もするが正直に言ってしまうと、この絵は、彼女に「買ってもらう」ことを約束していた。いくらにしようかと双方で相談して、3万で買ってもらった。絵を見た彼女は、とても喜んでいた。と、思う。

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