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2014年9月 3日 (水)

ソープの思い出6

そんな風に、「通っている」と言っていいほどにソープランドに行っていると、ボーイさんや店長に顔を覚えられる。
「いつもありがとうございます」なんて言われて、ちょっと複雑な気持ちになったり、そんなある日。
確か、遊んだあとに店を出るときだったと思うのだが、店長が声をかけてきて、「実はわたくし、ここをやめることになりまして」と言う。
別の系列店に移るのかと思うと、そうではなく、この業界から足を洗うと。
話を聞くと、店長は妻子がいて家庭を持っていらっしゃるのだが、子供が大きくなってきたので、子供に言える仕事に移ることにしたと。
ああ、なるほどなあ、と私は深くうなずいた。
職に貴賤はないと言う。
けれども、あまり大きな声で言えない仕事があるのは事実で、風俗業もその一つだろう。
父親の仕事がソープランドの店長というのは、やはり説明しづらいと思う。
こういう事もあるんだなあと、ちょっとしんみりした。
「お世話になりました」とだけ私は言って、小倉を去った。

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