2008年5月 9日 (金)

「幽霊の噂」で所有者提訴

まあ基本的には事件なんだけど、ことがことだけに、「怪談がらみ」カテゴリーで。

http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1126110.html

部屋を貸す場合、前居住者に何ごとかがあった場合、説明責任があるというのは、「超」怖い話読者であれば、先刻承知の話。
で、今回の事件の場合、「幽霊が出るという噂」があるのを説明しなかったとして、賃貸住宅の所有者が提訴されたとのこと。
これは、裁判的にはどうなんだろう。
「幽霊が出る」ではなく、「幽霊が出るという噂」だからなあ。
前者であれば、訴えた側は幽霊が出ることを証明する必要があると思うのだが、「噂」の場合はどうなんだろう。
「幽霊が出る噂」がある建物なんて、巷にゴマンとあるよねえ。

私としては、携帯基地局ができたせいで頭痛がするのどうのと訴えたバカ住民と同レベルの、次元の低い提訴と思うんだけどねえ。
もしこの訴えが認められたら、法曹界的にもどえらいエポック・メーキングになると思うが。
事態の推移を見守ろう。(引き続き報道があればの話だが)

http://app.blog.livedoor.jp/dqnplus/tb.cgi/1126110

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2008年5月 8日 (木)

妖刀モノ再考

妖刀モノを書くのはやーめた、というわけではなく。
妖刀ネタで書いてみたいけれど、それを手に取った人が殺人衝動にとらわれて……というのはありきたりすぎるよなあとグチ半分で記事を書いたところ、まあ皆様方から思いも寄らぬ熱いコメントが。
記事タイトルで「日本刀」と書いたので皆様日本刀に関するうんちくやトリビアを披露してくださっているのだけど、日本刀にこだわらずに「刀剣」ということになると、宮崎の高千穂峰には「天の逆鉾」なんてモノもあったりする。これなんて、もろに神話がらみですよねえ。

というわけで、皆様に納得していただける話になるよう、じっくりと練ってみたいと思います。いずれにしても、なにがしかの刀剣がらみの話にしたいです。
貴重なご意見、ありがとうございました。
いやあ、たまにはグチも言ってみるものだ。(笑

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2008年5月 6日 (火)

語りもよいものですな

というわけで、昨夜、京都で行われた怪談会に行ってきました。
会場は、とあるお寺。
そこの本堂で語られて、照明は祭壇の小さなお灯明と、演者の前の和ロウソクのみ。
聴衆人数が少ないこともあり、落ち着いて楽しめました。
「怪談の語り」というのは、たとえば落語における怪談噺のように声をひそめて話すのかと思っていましたら、けっこうメリハリを付けた話し方で、ドキドキしました。
こういう会は時間が合わなかったりして、なかなか参加がむずかしいのですが、楽しいものですねー。
機会があれば、また参加したいです。

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2008年5月 4日 (日)

怪談会

明日夕刻6時30分より、京都のとあるお寺にて怪談会が催されます。
この手の催しには初めて行きますので、wktkです。
もし拙ブログをご覧の方で行かれる方は、ぜひお声をかけてくださいませ。
……って、顔がわからないか。(笑
「誘怪犯」巻末の座談会の写真が多少参考になるかも知れませんが、あれとは全然違う、日常の格好で出かけますしねー。

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2008年5月 3日 (土)

ホラーとしての日本刀

何か、日本刀を怪談に使ってみたいんだけど、日本刀と言えば村正に代表されるように「妖刀」がまず頭に浮かぶ。
でも、あまりにありがちですわなあ。
「妖刀」以外で、ホラーとしての道具あるいは怪異の中心に使えるネタはないものかと。

日本刀 切れ味 凶器 狂気 呪

浮かぶのはそんな単語。

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好きなギミック

ギミック……という言い方でいいんですかね、「ささいな恐怖」内に仕込んである画像や音の仕掛けで、気に入っているものをいくつか。
ネタバレになるので、作品名は書きません。

〇ページをめくる音がする。
本物の手紙を読んでいるっぽく……って、バレバレですな。(笑

〇オンマウスで、画像の目線が閲覧者に向く。
まさに「こっち見んな」状態。

( ゚д゚)

( ゚д゚ )

あと、3パートに分かれた話の真ん中で、「泣き声」が聞こえるものもありますが、あれはあまり好きではない。なぜなら、夜中に読み返していて、作者である自分自身がびくっとしたことが何回かあるから。(笑

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2008年5月 2日 (金)

ドキュメント「超」怖い話 都市伝説編1

アマゾンで予約注文していて、本日届きました。
「富士樹海編」「沖縄編」がなかなか面白かったので、楽しみにしておりました。
これから視聴します。wktk

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2008年4月26日 (土)

ありがたきこと

毎度カテゴリーには悩むけど、黒神由貴シリーズに関することなので、このカテゴリーで。

最近、掲示板と当ブログのコメントに、あまり時間をおかずに書き込みがあった。
それぞれ別の方。
掲示板の方は黒神由貴や榊真理子が在籍する星龍学園高等部の制服について。
ブログのコメントは、学校の七不思議について「何かいいネタないかなあ」と私がぼやいていた記事に対してコメントをいただいたもの。
どちらの書き込みも、黒神由貴シリーズを読み込んでいただいていないと書けない内容で、作者としてはありがたきことこの上なし。
そしてさらに言うなら、自分が作ったものながら、キャラクターたち、愛されているんだなあと軽くジェラシー。(笑

ありがとうございます。
ウェブ上の片隅で細々とやらせていただいているホラー小説サイトでございますが、引き続きがんばります。
キャラクターたち共々、よろしくお願いいたします。<(_ _)>

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2008年4月20日 (日)

学校の七不思議

黒神由貴シリーズで、学校の七不思議をからめて何か書きたいと思っているのだけれども、検索したものの、今ひとつぱっとしない。
音楽室の肖像画の目が光るとか、ピアノが鳴るとか、理科準備室の骨格模型がどうとか。
もともと、学校の七不思議ってのは、他愛もないものが多くはあったのだが、それにしてもしょぼいな。そのままネタにするつもりではないんだけど。
あ、もちろん舞台となるのは星龍学園です。

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2008年4月17日 (木)

盛塩の型

カテゴリーを「怪談がらみ」にするほどではないけれど、ま。

盛塩を円錐状に作る場合、神具店で専用の型を購入するか、ボール紙などで円錐を作って型にするか、などの方法がある。
が、調べてみたところ、神具店で販売している専用型はけっこういい値段であった。
常用するならともかく、一度使うだけならば、少々もったいない。
では、紙で自作するのはどうか。
これは、コンパスを使ったり、きれいに丸めたり、けっこう手間。
さあ、打つ手なしか。
実はこんな物がある。

Measure

これは何かというと、バーでカクテルを作るときに使用するメジャーカップなる物。
サイズ的にもちょうどいい感じ。値段も専用の型ほど高くはない。
まあ、飲み物を作る道具を祭祀的な事に使用することに抵抗がなければ、なかなかの優れものかと。
お試しを。(え

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2008年4月15日 (火)

大阪伝説2

今日、所用でミナミに出かけた。
相合橋筋あたりを歩いているとき、フラフラと歩いている二十代と思われる男性を追い抜いた。
別にぶつかったとか、因縁を付けられたとか、そういうことはなかった。
ただ、追い抜いてから、後ろで男が何か言っているのに気づいた。

「しばき殺したろかヴォケが」

「しばき殺したろかヴォケが」

「しばき殺したろかヴォケが」

それだけを、ひたすら繰り返していた。
私に対して言っていたのかどうか、わからない。
そのボキャブラリーの貧困さが可笑しかったりもしたが、何かのはずみで殴りかかってこないとも限らないのだ。
やっぱり、それなりに薄気味悪くもあった。

にしても。
このブログにたまに付く低レベルな煽りコメントにも見られる傾向であるが、語彙(ボキャブラリー)の貧困さと頭の悪さはストレートに比例しているな。

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2008年3月30日 (日)

お知らせ

こちらにUPしておりました「とある公園にて」は、「ささいな恐怖」の方へ移しました。
ご了承下さいませ。

移転先
 ↓
とある公園にて

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2008年3月25日 (火)

タイトル

用意しているネタ、タイトルを考えあぐねていたんだけど、ちょっとコミカルに「陳さん美食を語る」なんてどうかな。
内容が激グロなので。
しかしまあ、「美食を語る」という時点で半ばネタバレしてますね。

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2008年3月22日 (土)

黒神由貴と榊真理子の出会い

黒神由貴初登場の話→書いた。
榊真理子初登場の話→書いた。
神代冴子初登場の話→書いた。
黒神由貴vs神代冴子の話→書いた。
黒神由貴が覚醒する話→書いた。
神代冴子が覚醒する話→書いた。

となると、あとは黒神由貴と榊真理子が出会ったときの話、になりましょうか。
榊真理子は星龍学園中等部からのエスカレータ組、黒神由貴は高等部からの入学組、という風になんとなく決めているのですが。(物語中にそういう記述はありませぬw)
入学第一日目で、それぞれの自己紹介があって、それで黒神由貴を知ることになる……と。
黒神由貴に対する榊真理子の第一印象として、えらく引っ込み思案な子だなあと思わせたり。
タイトルも決まってます。
「ガール・ミーツ・ガール」。
ただ、肝心のストーリーが、何一つ浮かんでいません。ははは。(乾いた笑い)

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2008年3月21日 (金)

ちと首をかしげる

東氏がご自身のブログ内で、「黒本」の書評にうれしい言葉があったと、引用されていた。
気持ちはわかる。
わかるが、ちょっとばかり首をかしげた。

>大袈裟にいえば、これまで junk(安物)だったものが vignette(優雅な文芸小品)と見なされるようになったのである。

これはちょっとどうなのよ。
確かに、古くは戦前のきわもの系猟奇雑誌など、読み捨てレベルの本が大半だったにしろ、様々な積み重ねがあればこその、多くの先達あってこその、現在の怪談隆盛だろうに。
突然変異ではなく、進化の結果であるだろう。と、私は強く異を唱えたい。
まあ、褒めるためにそれ以前のものを多少値引いて語るというのは、よくある手段ではあるが。軽率な言葉ではあると思いますな。

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2008年3月12日 (水)

神棚の上に

「超-1」にて、「類話があるんじゃね?」とされて今ひとつ点が伸びなかった話。
別件で神具について検索していると、こういうものを見つけ、「ほほう」と思ったり。

なるほどねえ。
別の投稿作への講評で書かれていた、「盛り塩の型」も販売されていました。
神具仏具、いろいろあるものなんですねえ。

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2008年3月 7日 (金)

御祓い、お守り、その他、万一のために心がけているルールはありますか?

引き続き便乗w

まず、ご祈祷とかお祓いについて。
前の記事の通り、「ささいな恐怖」には実話は少ないので、「話のためのお祓い」などは一切していません。
ただ、実際にあるものをモチーフにして話を作る事はあるので、それに対する礼儀は尽くしてる。(つもりw)
具体的には、たとえば「ムカサリ絵馬」や「冥婚」、「ホラー小説サイト」など。
いずれの場合も、現地に取材に行った時点でどういう話にするかはおおむね決めていたので、写真撮影する際に、各人形に対し、「これこれこういう話に使わせていただきます。けっして粗末に扱いませんので、お許しくださいませ」──とまあ、そういう意のことを告げて、お参りします。
話に対する厄払いなどはしないけれど、「誘怪犯」が書籍化されたときは、ヒット祈願として護摩木を奉納しましたな。

続いて御守り。
持っている当人としては「御守り」という意識はないけれど、世間的に見れば明らかに御守りでしょうね。
まず数珠。
ブレスレット風のものが一つ。これはいつも右腕に着けてます。
オニキスの珠、その中に、龍が彫刻された水晶が一つ。
もうひとつはお葬式などに使うタイプのもの。
こちらの珠は木製で、その中に飛び飛びに翡翠が入ってます。
そして、独鈷杵。
これは御守りというよりも、単に密教の法具が欲しかったというだけのような気がします。
四天王寺近くの仏具屋さんで購入。
真鍮製だけど、2万円ぐらいしましたよ。
以上3種、常に身に着けております。

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体験談を怪談に書き起こすとき、特に力を入れる点、慎重になる点は?

「超-1」ブログにて、新著者お三方に対する質問(&それに対する回答)があり、なかなか面白いので、私も便乗。

私の場合、「超」怖い話のように人様の体験談を収集していないので、「ささいな恐怖」において(実話)とカッコ付きで発表している物は、事件の紹介か、私自身の体験談ばかりだ。
なので、「超-1」ブログの回答とは微妙に異なるだろうが、そのあたりはご勘弁を。

まず、実際にあったこと(あるいは、あったと当人が思ったこと)を書く以上、そのときの状況などは正確に、よくわかるように書く。
怪異を描写する場合、何をもってそれに怪異を感じたのか、読者に理解できるように描写する。(あとになってそうであったとわかるように書く場合もあり)
そして、ここ重要。

わざと事実の一部をふせる場合もある。

基本的に、ウソは書かない。
見てもいない化け物を見たとか、部屋の中のものが飛び回ったとか。
だが、後に判明した事実によって、自分の体験が心霊現象でもなんでもないとわかった場合でも、その後日談は発表しない。あるいは、その話を書く時点ですでにその体験の原因がわかっている場合でも、その原因を明確にしない。
具体的には、「私の怖い話」がそう。
本ブログ内にてすでに書いているが、あの話は金縛りの一種であって、心霊現象ではない。
「今日、地下鉄の駅で」でも、真相は私が考えたとおり、前の駅で手から離れた風船が車両の風圧で押されてきたのだろう。
それでも、作中でその謎解きを書かなければ、小粒な不思議ネタとして読んでもらえる(んじゃないかなーってw)

んで、プロアマ問わず、怪談実話を人から取材しようという方が注意すべき事。
それは、「その話の真偽を考えろ」という事。
ハナから疑ってかかれという意味ではない。
体験談を語る人、その人が語る体験談が、そもそも嘘っぱちであることもある可能性も考慮する必要はあるだろう、という事なのだ。
詳しい事は、別冊宝島268「怖い話の本」所収、若一光司氏の「幽霊たちの『構造と力』」を読んでいただきたく。(現在は「伝染する恐怖」というタイトルで文庫化されていたかと)
はしょって言うと、要するに若一氏が聞いた心霊体験談が、全くの作り話であった、というもの。
作り話を語る事によってその人が利益を得たというわけではなく、リップサービスであったらしい。
実話怪談のベースとなる体験談が基本的に追体験不可能なものである以上、体験者と作家が強い信頼関係で結ばれている必要があると思う。
どこかで誰かが書いていた。
「自分の話を信じてくれない人に体験談を語る人はいない」
至言であると思う。
だから、私のところには体験談が集まらない。

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2008年3月 4日 (火)

「怖いビデオ」系の映像2

先日のテレビで、こんなのも紹介されていました。

家庭用ビデオを使って、トリック撮影を楽しんでいた高校生。
部屋の中でジャンプして、次の瞬間、その人物が消えてしまう。
そのあと、画像の右上、部屋の間仕切りの影から、別の人物の顔がにょきっと飛び出す。

けっこう有名で、見た方も多いはず。
これに関して納得できないのは、これをなんの疑問もなく心霊ビデオであると言う人が多い点。
うーん。
だって、トリック撮影をしていたんですよ?
しかも、提出されている映像は、そのトリックが残った、「加工済み」の映像なんですよ?
信用するには、根拠が弱くありませんか?
ワタシ的には、あの右上の顔、あれが撮影していたメンバーの中に同じ顔の人がいないかどうか、まず調べるべきだと思いますね。
クラスの生徒、学校の生徒、あたりも。
10年前に死んだ生徒である、とかだったら怖さが増したんでしょうけど、そういう情報は一切ありませんしね。

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「怖いビデオ」系の映像

つい先日、テレビでやっていましたね。
心霊動画紹介サイトやユーチューブなどで見たものがけっこうありました。
この手のものは初見のインパクトが命でしょうな。
何度も見ていると、どうしても、「本当にそうか」という目線で見ちゃう。
この手のビデオって、たいていの場合、異常に動く。
部屋の中を撮影するにしろ、誰かを撮影するにしろ、ものすごく落ち着きがない。
(このあたりは、撮影者が素人だからという理由付けだろう)
で、これまたたいていの場合、カメラが被写体から一瞬外れ、次に戻ったときに、怪異が映っている、というのがほとんど。
スピード違反車両を追跡していて、ずっと追跡していたのに、違反車両はいつの間にか、フェンスの向こう側に行っていて、追跡不可能という映像があった。
びっくりしたけれど、これも、違反車両が一瞬フレームアウトしている。
であれば。
フレームアウトして、そのままカメラに写らないところまで移動し、フェンスの向こう側に待機していた別車両が走り出せば、この映像は可能になる。
つまり、当初からやらせ映像であったとすれば、不思議ではなくなる。

無粋な、と言われそう。
ごめん。

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2008年2月24日 (日)

続・古びたお人形

ちょっと前に、こんな記事を書きました。

古びたお人形

この記事中にも書いていますが、先日四天王寺に出かけるとたまたま御縁日で、たくさんの露店が出ていました。
これは、古い人形なんかもあるかも。
いつも骨董店も多く出ているので、私はそう考えました。
骨董店と言っても、実際はガラクタを並べたような店が多いのですが。
そんな中、見回っていると、よさげな人形を置いている店がありました。
ほどよいくたびれ具合の、布製の人形です。
新品でも千円はしないだろう、500円ぐらいだったら、値切らずに買うか、と思って値段を聞いてみると、
「2000円」
って。
目をむきました。
「なに。なんかビンテージ物なん?」
と訊くと、
「いや、レプリカやし。きれいやから」
意味不明です。
確かにボロボロというわけではないけれど、あきらかに中古の人形だし、レプリカであれば値打ちというものはほとんどありますまい?
結局、話しているうちに、「あ、このおっちゃん、全然わかっていない人なんだ」と結論するに至りました。
ビンテージ物で、骨董品として値打ちがあるとわかっているならば、その理由や由来を説明するはずですよね?
当然、買いませんでした。

その店から少し離れた場所で、形は全然違うけれども私の目的には合致する人形がありましたので、値段を聞きました。
「200円」
即決で購入しました。

さて、人形を購入した以上、あとは画像を作成して話をまとめるだけですが、ちょっと怖いです。
ぞんざいに扱わないよう注意して画像作成に取りかかろうと思います。
画像作成に当たっては、どこかのお寺か神社の境内を使用するつもりでいましたが、怖いので公園で撮影します。

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2008年2月17日 (日)

Q&Aサイトの怖い話

ちょくちょく話題にしているOKWAVE、いつもであればカテゴリーは「雑記」なんだけど、本記事は「怪談がらみ」でございます。
OKWAVEはいつも暇つぶしに読んでいるんだけど、たまたま、ちょっと奇妙な質問にいきあたった。
よくあるヒステリックなクレーマーかなと思ったが、どうもそうでもないようで。
質問はこんなの。

中古住宅を購入した。
メンテやリフォームを工務店に依頼。
すると、庭に茂った木や草の中に埋もれた古井戸が見つかったという。
家は、その井戸を避けるような形で、コの字形になっていた。
家を販売した不動産屋は、草や木で隠れていたので、井戸の存在はわからなかったと言ったらしい。
質問者は、これは「瑕疵(かし──欠点)」に当たるのではないかと思ったらしい。
そこで質問は、この井戸を埋めた場合、その代金を不動産屋に請求できるか、というものだった。

いやあの。
代金請求云々よりも、井戸を埋めるという行為は、非常によろしくないことであると聞いたことがあるんですが。
そういうことに全然考えがおよんでいない質問者が、ちょっち怖かった。
そんな話。

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2008年2月 7日 (木)

古びたお人形

「ささいな恐怖」新作で、画像をメインにした話を考えつきました。
その話を作成するには、古びた人形が必要になります。
さて、どうやって入手しようか。
どこかの古道具屋にあるかな?
でも、欲しいのはあくまでもゴミに近いようなお人形で、骨董品ではないし。
四天王寺の縁日なんかで出ている骨董露天なんかにあるかな?

……と、ここまで考えて、自分のやっていることが「ホラー小説サイト」のK君と同じであることに気づきました。
怖いよお。怖いのはやだよお。
懐疑派の割りに、つまらないことで小心者な私であった。

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2008年1月28日 (月)

クリーチャー

ふと思い立って、「ささいな恐怖」内において、幽霊とサイコキラーを除いて、クリーチャーはどれぐらい登場しているのか、リストアップしてみました。
分類に苦慮したものもありますので、正確ではないと思います。

単発もの
生ける死人──神田氏の死
ゆきだるま──ゆきだるま
さとこちゃん──さとこちゃんのはなし
穴神──穴神様
生ける死人──おじさん遊ばない?
邪神──公園の砂場
邪神──安アパートにて
邪神──安アパートの事件
邪神──猫屋敷
生ける死人──月の夜、あなたに逢いに

黒神由貴シリーズ
生ける死人──アイドル生出演の日
妖し、こまごま──その後の塩の家
畜生衣──地獄の業火、浄めの火
車がくっついたロボット──凶走鬼
地下鉄構内の男の子──ワタシ的くろかみ風日常
弁財天──少女アリス
御魂毟りまたはマオタイギ──願いがかなうアクセ
黒神神社奥の院の妖し──闇への招待状
高野山の妖し──常世の誘い
白浜三段壁の妖し──常世の誘い
生ける死人──下町のエジソン
かかいムン──邪眼の玻璃面

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2008年1月27日 (日)

馬脚

「てのひら怪談2」評の中では、そのおちゃめぶりにおいて突出している某ブログ、細かい部分ではすでにあちこちほころびがあるが、表現方法についても、ものを知らないことを露呈していて、失笑ものである。
(本人はそれに気づいていず、気の利いたことを書いているつもりなものだから、さらに失笑は増す)

ある作品の評で、某ブログの主はこう書いている。

>まずもって生身の人間に対して“散策子”などという呼び名を使うことはあり得ないという判断である。

私は、この「散策子」という語については、散策する人、と読んだ。
「子」という語句は、辞書で調べるとこうなっている。

>動作性の名詞に付けて、そのことを行う人またはものを表す。「読書子・編集子・演算子」

つまり、ブログ主は「~子」と表現されている文章を読んだことがないか、読んでも右から左へ受け流していたのだろう。たとえば新聞のコラム欄、産経新聞であれば「産経抄」という欄ではそれを書いている著者を「抄子」などと言ったりもするのだがねえ。
まあ、実話怪談ではめったに見かけない表現ではあるけどね。
さあさあ、この先、どれだけ馬脚を露わしてくれるかな?
楽しみなことである。

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2008年1月25日 (金)

怪談と近親相姦

いきなり鬱になるようなデータであるが、ローティーンの妊娠例において、その父親で最も多いのは実父や兄弟など、近親者であるという。
怪談に限ったことではなく、近親相姦は様々なジャンルにおいてテーマになっている。
どこぞの「てのひら怪談」評ブログにおいて、近親相姦ネタが実話怪談ではお目にかかれない、あればあったでマズすぎる、などというおちゃめな表記があったが、人間の情念というものを考えた場合、実話怪談においても近親相姦がベースとなって起こった怪異も少なからずあるだろう。
ブログの書き手、よほど世間知らずか清いオツムの持ち主か。
加藤一氏の「弩」怖い話シリーズの第三弾はエロ怪談であったが、エロがからむだけでも体験者の口は重くなるのだ。ましてや近親相姦においておや。
どういう関係者であれ、近親相姦がからむような身内の怪談話を第三者に話すはずがなかろうに。
そういうことを考慮せず、あたかもそういう実話怪談が「存在しない」かの如く書くというのは、相当おめでたいと言われても仕方ないだろう。

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2008年1月22日 (火)

オートプシィ・イメージング

Autopsy imaging と書き、画像解剖と訳されているようだ。
「ささいな恐怖」においては、しばしば名取裕子似の監察医の女医先生に登場していただいているが、行政解剖には時間もお金もかかる。
また、行政解剖する以前に、簡単な外見の検視だけで判断されてしまうことも多いのだそうだ。
それによって、結果として犯罪が隠蔽される場合もあるという。
そこでタイトルのオートプシィ・イメージング。
簡単に言うと、遺体をCTやMRIで検査することを言う。
これなら、ほんの十数分で済む。

先日UPした「下町のエジソン」では解剖が重要な要素になっているけど、このオートプシィ・イメージングが普及したら、この話は成立しなくなってしまうなあ。

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インチキ霊視

放送界の自主チェック機関である放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会(川端和治委員長)は21日、7月にフジテレビ系で放送された「27時間テレビ」で放送倫理違反があったと認定する「意見」を発表した。コーナーは「スピリチュアルカウンセラー」を名乗るタレントの江原啓之氏が、東北地方在住の美容室経営の女性を「霊視」し、アドバイスなどをする内容。同委は、裏付けなく美容室を「経営難」と断定し、女性本人の了解を得ないで「カウンセリング」を受けさせたことを問題視。「『スピリチュアルカウンセリング』なるものを面白く見せるため、一方的に出演させた人の生活状況を十分な裏付けも取らずおとしめた」と指摘した。

 さらに、「面白さを求めて『スピリチュアルカウンセリング』をPRするような構成・演出は避けるべきだ」として、霊視や占いを安易に取り上げることにも警鐘を鳴らした。同局には3カ月以内に改善策などの提出を求めている。

 フジテレビは「ご迷惑をお掛けしたことを改めておわび申し上げる」とコメントした。

1月21日 時事通信社



27時間テレビ内でのこと。
しょせんバラエティだからねえ。
でも、霊視された方は、自ら望んだわけではなかったのですね?
それはたちが悪いな。
まあ、それによってハラホロヒレハレ状態になったのだから、社会的にはよかったかも。
その方にとってはいい迷惑だったでしょうけどね。

以前より何度も書いているとおり、私は霊能力者と自称する人物に対しては、はっきりと否定的な立場でございます。
今回の出来事に関して、霊能力があると自称している人物をレポートした作家センセイは、どういう反応するのでしょうねえ。
「あの人はインチキですから」
と言うのかな?
いや、それは目くそ鼻くそだと思いますよ。(笑
スピリチュアルなことに対して、信じたい人は好きにすればいいと思いますが、そういうものを擁護する以上、再びオウムのようなことが起こったときは、きっちりと責任を取ってもらいたいものです。
まあ、どうせ知らんぷりするでしょうけどね。
自己責任だとか言ってさ。

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2008年1月16日 (水)

何ごともなかったかのように

とりあえず、黒神由貴シリーズ新作の「邪眼の玻璃面」は終了した……と。
本家の方の掲示板でお客様にも心配されたのだが、榊真理子の今後。
ああいう経験をして、(作者サイドから言えば、あんな経験をさせておいて)次の出来事では何ごともなかったかのように普通の生活に戻っているのは、いかがなものか。
ジャンプなどでよくあるように、敵がどんどんパワーアップし、敵役のインフレーションが起きるということは、黒神由貴シリーズの場合はないと思う。
ただ、完全な「サザエさん」形式は不可能なので、どうしてもキャラクターたちはいやでも経験を積む。
実際のところ、榊真理子も登場当初に比べるとあきらかになんらかの能力を持ちつつあるし。
どうしたもんでしょうね。
まあ……次回作は、ちっちゃな怪異でお茶を濁させていただくことにいたします。

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スリップ絶好調

すごい。
濃密なイメージにあふれる、かの「デウス・エクス・リブリス」をああいう読み方しかできないとはなあ。
これまでの人生で、幻想小説という物に接したことがなかったんだろうなあ。
オカルト的なものがどうとかって……
なんか、読んでて気の毒になってくるなあ。
「超-1」での高評価が泣くぜ?
結局のところ、「てのひら怪談」というタイトルの「怪談」という部分にとらわれすぎているんだろう。
このまま評していくと、心霊的なものしか評価しないんじゃないか?
とりあえず、実話怪談サイドからの目線で評するのはやめた方がいいんでないかい?
いらぬ恥を重ねるばかりでっせ。

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2008年1月15日 (火)

路面凍結で急ブレーキ

日頃、実話怪談「しか」読んでいない人が創作怪談(それもかなり技巧的な)を評したらどうなるかと、それなりに興味を持っていたのだが、寒い朝、凍った水たまりに足を取られるどころか、凍結した路面を高速走行中に急ブレーキをかけたような滑りっぷり。(笑
いやはや。
「実話怪談では」とか、「実話怪談系では」とか、ここで実話怪談と比較しても詮なきことでしょうに。あなたが今、評しているのは、基本的に創作怪談ですよ。
いわゆる「ですます文体」について評された部分にしたって、そうすることで効果を狙う場合もあるということを認識したらどうですかね?

まだ先は長いとは思うが、オラ、ワクワクしてきたぞ。

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2008年1月 8日 (火)

私を地獄へ落っことして

fly me to the moon
というと、「私を月まで連れてって」と訳されることが多いっす。
エヴァンゲリオンのエンディングにも使われていました。
「私を月まで飛ばしちゃってー♪」
などと書くと何やら妖しげな雰囲気になっちゃいますが。

これをパロって、
drop me to the hell
というのを思いつきました。
直訳すると、記事タイトルになります。
何かに使えるでしょうか。
使えそうなネタが思い浮かべば、おそらくこのままタイトルに使うと思います。

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2008年1月 4日 (金)

キョヌーフェチ、トラウマ必至

うえやま洋介犬さんの怪談サイト「誘怪犯」に新作がUPされていたので、いそいそと拝読。

http://ameblo.jp/yohsuken/entry-10063813212.html

いやあああああああ!(泣)
らめえええええええ!

でも私もあらがえないです。きっと。

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山の怪談

もうずっと昔、まだガキの頃。
確か女性週刊誌か何かで読んだと思うのだが、とある山小屋で起きたと言われる怪奇談が怖かったなあ。

ある山小屋(管理人もいるタイプ)に宿泊した人がいた。
夜寝ていると、自分の周囲を誰かがぐるぐるどたばたと走り回っている。
暗がりの中で目をこらすと、自分の周りを走っているのは、「腰から下だけの下半身」であった。
びっくりして起き上がったひょうしに、走り回る下半身が宿泊者の足に引っかかって転び、そのまま消えた。

翌朝管理人に訊いてみると、数年前に転落して死んだ女性ではないかという。
その女性は崖から転落して尖った岩の上に落ち、腰の部分で分断されて即死したという。
そして、発見されたのは下半身だけで、上半身はまだ見つかっていないのだという。
「下半身」は、まだ見つかっていない上半身を探して、走り回っているのかも知れない、とのことであった。

発見されていないのは下半身だったかも。その方が理屈には合いますね。ちょっと記憶があいまいです。
類話はけっこうあります。
確か夢枕獏氏の「奇譚草子」にも似たような話が載っていたと記憶しています。

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2007年12月31日 (月)

かかいムン2

えー。
黒神シリーズ新作、「邪眼の玻璃面」(じゃがんのはりめん)、フライングでUPいたしました。
本作には怪異として「かかいムン」なるものが登場しますが、この「かかいムン」について、以前記事に書きました。

かかいムン

で、ふと思い立ってググってみたのですが、この「かかいムン」、私が記事に書いたもの以外、ヒットしません。
ネタ元の「琉球の死後の世界」によると、要するに死霊が取り憑くことを言うので、「かかいムン」ならではの特性があるわけではないようです。
というわけで、「邪眼の玻璃面」内で描かれる「かかいムン」としての特性は、すべて私のでっち上げです。
沖縄の方で「かかいムン」をご存じの方、すみません。

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2007年12月22日 (土)

黒神シリーズ新作

「邪眼の玻璃面」、完成しました。
先頃「書き上がりました」とご報告いたしましたが、サイトUP用のページも、形にはなりました。アップロードすればすぐに読んでいただける状態ですが、もう少しサイト上と同様の状態で確認した上で発表いたします。
実際、昨日確認してみたところ、壁紙のせいで文章が読みづらいです。素材状態で「たぶん読みにくいだろう」と思い、明度を下げたりしたのですが、やはりだめみたいです。
別の壁紙にしようと思います。

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2007年12月19日 (水)

新作完成

皆様から「新作はまだか」とせっつかれ、うれしい悲鳴を上げている黒神由貴シリーズの新作、「邪眼の玻璃面」がようやく書き上がりました。
もちろん、下書きができた状態なので、これからじっくりと推敲し、どういう画像を載せるかなども考えてページを作成しますので、サイトにUPするのはもう少し先です。
がんばれば年内にUPすることも可能だとは思うのですが、お年玉として、年明け早々にUPしようかと思います。
ちょっと長い話になりましたが、その分読み応えはあると自負しております。
今しばらくお待ちくださいませ。

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2007年12月17日 (月)

黒神シリーズ裏設定

黒神由貴と榊真理子が在籍する学校は、正確には私立星龍女子学園と言い、中等部、高等部、短期大学部があって、中等部に入学した生徒は、よほどのことがない限り、比較的容易に短期大学部まで行けます。
ここまでは表設定。

さて。
実は「星龍」は、四神における青龍のシャレです。
こうなると、どこかに白虎学園、朱雀学園、玄武学園などもあって然るべきで、これらそれぞれに能力のある生徒がいて、いずれ黒神由貴たちと関わり合う……などという設定はなかなか興味深いのですが、話が大きくなりすぎますので、不採用の方向で。(笑

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2007年12月15日 (土)

一人称の語り手が精神崩壊したら

タイトルのようなことで、ちと悩んでます。
一人称の語り手というのは、三人称における「地の文」も語るわけで、地の文の中に自身の心象なども書きます。
さて、そこで。
何か大きな出来事があって、その一人称の主人公が精神崩壊を起こしたとしたら、どう表現すればいいでしょうね?
実験小説ではないので、筒井康隆の「虚人たち」のように気を失っている間は白紙ページにするというわけにも行かず。あるいはアルフレッド・ベスターの「虎よ! 虎よ!」のラストのように、タイポグラフィックな表現も何か違うし。
ある種のホラー小説のように、一人称の主人公が、自身の殺人行動を淡々と語るとか。(それ自体が語り手の狂気をあらわす)……というのも違うし。

まあその、ぶっちゃけて言うと、「邪眼の玻璃面」において、精神が崩壊するほどの衝撃的な出来事が榊真理子の身に起こるのですが、そこだけを三人称にするわけにも……(いつものように章を変えて三人称にする方法もあるけれども)
うーん。

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2007年12月14日 (金)

2007年を振り返って

2007年、特に自分に関わり合いのある怪談がらみでのことで、印象深い出来事など。
今年はけっこういろいろあったなあ。

まずはなんと言っても「てのひら怪談」ムーブメント。
ビーケーワンの結果に一喜一憂し、「てのひら怪談」という書籍が企画され、その中の一編に自作が選ばれたときの驚き。(と喜び)



次に、ネット上でひょんなことからおつきあいが始まったうえやま洋介犬さんの「誘怪犯」が書籍化されることになり、その製作にほんの少し関わらせていただいたこと。
巻末の座談会で、実話怪談界の重鎮諸氏とお会いし、あれこれと語り合えたこと。



東京の濃ゆい夜

おまけと言ってはなんだけど、「誘怪犯」に登場する怪異の実物化を製作して洋介犬さんに出版祝いとしてプレゼントし、けっこう喜んでいただけたこと。

Gaikan

異形の玩具

などなど。
皆様、ありがとうございました。
「ささいな恐怖」を愛読していただいている皆様、来年も引き続きよろしくお願いいたします。
ああっと。
ジャンルが違うので失念していましたが、月刊温泉誌「温泉博士」で定期的に記事を載せていただいていることも。(とりあえず年明けの春まで。あと2号掲載予定)
GIMA拝

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2007年12月 8日 (土)

ネット・ホラー漫画寸評13

モデルウィッグ

まじめに練習している人であれば、たとえモデル・ウィッグに感情移入したとしても、うらやましくは思わないだろう。年がら年中、髪を切られたりいじられたりしているわけだから、むしろ同情すべきではないか。そういう意味では、「いつもごめんね。できるなら私が代わってあげたい」と言って、本当に入れ替わってしまう方が、流れとしては納得できる。
国家試験に落ちたということだから、モデル・ウィッグに八つ当たりでもするのなら、因果応報的なオチも理解できようというものではあるが。(ただし、これ以上はないほどのベタな展開)

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対決の場におもむく方法

黒神シリーズにおいては、黒神由貴をはじめとして主人公たちが能力者である設定なので、ラストでは怪異と対決することが多いです。
で、その対決の場に行く場合、いかなる方法でその場所を知るか。それがけっこう問題……というか、説得力にもつながります。
戦隊ものみたいに割り切って、対決シーンはどこか郊外の採石場としてしまえば楽なんでしょうけどね。

これまで書いた中では、
「塩の家」「遊女無惨絵始末」「凶走鬼」などは、そもそも特定の場所(施設)で起きている怪異なので、問題なし。
「願いがかなうアクセ」では、あいまいではあるけれど、登場人物の会話から場所を特定。
「常世の誘い~ビギニング神代冴子~」では、登場人物の一人からの呼び出し。

……とまあ、それほど不自然ではないだろうと思っています。
書いている最中に苦労して、今もまだ、「あれはちょっと無理があったなー」と思うのが、「地獄の業火、浄めの火」で、もっちゃんがいるラブホ廃墟。
その場所にもっちゃん(=畜生衣)がいることを、黒神由貴はお祖母様(黒神千代)から聞いたことにしましたが、ちょぃとご都合主義だったかと。

次回作の「邪眼の玻璃面」では、対決相手からの直接の連絡で呼び出されて。正確には、呼び出されるのは黒神由貴でも神代冴子でもないのですが。(このあたりは部外秘w)

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2007年12月 6日 (木)

ネット・ホラー漫画寸評12

産科の夜
喰らい憑き
今回は二つ同時に評したい。
この方の特徴というか作風というか、オチがあまりにも唐突である。伏線も何もなく、最後のコマでショッキングなシーンがドン!
ホラーがよく分かっていない読者を対象にするならばこれでもそれなりに効果はあるだろうが、そうでない読者がこの手の話を読むと、「なぜこうなるの?」という感想を持つと思う。
話の流れが理解できないとかオチが理解できないとかではなく、オチの必然性がなさ過ぎて、理解に苦しむのだ。
なぜ当直の看護師が赤ん坊をむさぼり食っているのか、なぜゴミの山の中に野良犬や野良猫を(と思われる)むさぼり食っているクリーチャー(と思われるが、人間のつもりだろうか? 異形の造形が中途半端だ)がいるのか?
これは、「不条理」というカテゴリー分けできる内容ではない。単に、最後にびっくりするようなシーンを持ってきただけで、「作品」として評価するには問題が多いと感じる。
誤解を招くかも知れないので、補足しておきたい。
「唐突な怪異」が絶対に悪い、というわけではない。
伏線はむずかしいにしても、唐突に出るまでに、なんらかの雰囲気作りはできないものだろうか、ということなのだ。

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2007年12月 5日 (水)

近所のケヤキの木2

以前書いた記事、「近所のケヤキの木」の実物画像です。
由来らしき物は何も書かれていません。
しめ縄とかそういう物も見当たらないので、「ご神木」と認定されているわけでもなさそうな。

Keyaki

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2007年11月29日 (木)

とあるプロジェクト

非公式で、かつ半分プライベートのようなプロジェクトが進行していた。
ごく限られた関係者だけが進めていたプロジェクトで、そのプロジェクトのターゲットには極秘裏に進められた。
「てのひら怪談」がらみではあるが、現在書店に並んでいる「てのひら怪談」、間もなく書店に並ぶであろう「てのひら怪談2」とは、直接の関係はない。
プロジェクト参加への打診を受けたとき、思わず膝を叩いたものだ。
なるほど、こういう形で祝うことも可能なのか、と。
もちろん即座に承諾した。

そして本日、プロジェクト発起人からのプロジェクト終了のお知らせメールをもって、このプロジェクトはめでたく終了した。
このプロジェクトへの参加の機会をくださった発起人氏に、心からの感謝を述べたい。
そして、プロジェクトのターゲットとなった編集氏には、心からのお祝いと、ちょっぴりのジェラシーを。
幸せになりやがれ、ちくしょっ。(笑

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2007年11月26日 (月)

検索したこと

ネタがないので、今書いている「邪眼の玻璃面」にからんで調べたことなど。

●トカレフ
諸元及び画像。
●邪眼
邪眼という名称の現象やそれが起こす事象など。
●歌舞伎町にあるソープランド
同じ店名のソープがあったらまずいので。
●歌舞伎町にあるファッション・ヘルス
上に同じ。
●沖縄の漫湖公園
どういうところか知るため、画像やブログなど。
●沖縄のちょんの間/真栄原社交街
地図サイトで場所の確認。
●沖縄でよくある姓
登場人物の名前のため。
●ガソリンの色
ドラマ中に出るため

まだまだ調べる必要があることは出てくるでしょうが、今のところ、とりあえずはこんなところ。

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2007年11月23日 (金)

新聞からのネタ

新聞は、けっこうネタになります。
これまで「ささいな恐怖」に載せたものでは「芽殖孤虫」や「ワンボックスカーの事故」などがありますが、それ以外にも、けっこう奇妙な事件が出ていることが少なくありません。

もう何十年も前の話ですが、ある天気のいい日、空から青い色をした氷の固まりが降ってきたことがありました。
雪とか雹とかではありません。
いったいどこから降ってきたのかと話題になりましたが、やがて原因が解明されました。
氷塊の正体は、航空機のトイレの排水でした。
青い色は、消臭剤。
トイレから漏れた排水が高空の低温で凍り、機体に付着していたものが剥がれ落ちて、地上まで落下したのでした。

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2007年11月19日 (月)

クライマックス・シーン

えー、がんばって、ちまちまと「邪眼の玻璃面」書いております。
最後の盛り上がり部分、シチュエーションはできています。
この人物とこの人物が、ああなってこうなって、最後はこうなる、と。

で、その場所をどこにしたらいいでしょうね?
安っすい刑事ドラマとかVシネとかだったら、埠頭の倉庫といったところでしょうか。
あるいは鉄道の引き込み線とか、郊外の採石場? ……まあ、銃を撃ってもあまり大騒ぎにならず、複数の死者が出ても支障がない(←問題表現)ような場所。

Vシネって、ほとんど見たことないんだけど……土曜とか日曜にちょくちょく放送してる竹内力主演の金融ものだったら、たまに見たことあるけどなあ。

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2007年11月16日 (金)

発想の飛躍

下の記事と若干矛盾するような気がしないでもないが、猟奇実話ではなく、創作ホラーを描くのならば、リアルな現実を踏まえた上で、そこからの飛躍が必要だと考えたりする。

こんなことはあり得ない、ということをありそうに描くから怖くなる、という風に。
全身に銃弾を浴びても平気で歩く、腐乱死体が歩く、だから、怖い。
ただ、あり得ないことを描写しすぎるとギャグになってしまうので、それはそれで注意がいるわな。
「死霊のはらわた」を見ればわかるとおり。

楳図かずおやクライブ・バーカーの話で、怪異(異形)の正体がガンであったというものがあり、なかなか新鮮であった。怪奇小説傑作集の中で、E・F・ベンスンだったか誰だったかもガンを恐怖のモチーフにしていたな。
怪異の対象を妖怪だの悪魔だのに求めるのは、もはや今さら、という感はある。
なんかいいネタないですかねえ。
同情するなら、ネタをくれ。(笑

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グロ描写

以下、多少グロいことをお話しますので、苦手な方はスルーしてください。

人体の一部分が切断されて、そこから血液が噴き出しているという描写は、映画、小説、マンガなど、メディアを問わずけっこうあります。
拙作の黒神シリーズでも、第一作の「魔女の人形」のラストでそういう描写があります。
さて。
血がどっぴゅんどっぴゅん、あるいはぴゅうーっと噴出する場合、どういう条件が必要かと言いますと、「心臓が動いていること」です。
血液を送り出すポンプが動いていないと、出血しないわけです。
死体写真集などで、爆死した死体を見るとわかるのですが、飛び散った肉片から血がにじんでいることはあっても、血液が大量に流出するということはありません。
というのは、爆死の場合は心臓も瞬時に損壊されるため、血液を送り出すことができないわけですね。
逆に、拳銃で頭を撃ち抜いて即死している場合でも、心臓は動いているので、銃創や鼻、口などから大量に出血したりするわけです。

以上を踏まえて。

とある画像掲示板で、爆殺される少女を描いたマンガを見たことがあります。
椅子に後ろ手で縛られて固定され、目の前にダイナマイト。
やがて爆発し、少女は即死。
上半身が吹き飛んだ少女の死体から、血液がぴゅーぴゅーと噴出している描写。

これで終わりです。
はて。この少女は下腹部に心臓があるのでしょうか?
たかがグロマンガに野暮は言うなよと言われそうですが、生物学的、法医学的には正確な描写をしてほしいな、と。
あ、もちろん、あえてそういうことを無視して描いているものがあるのも承知しておりますよ。

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2007年11月13日 (火)

女子高生の限界

なんちゅうタイトル。(笑
黒神由貴シリーズでは、榊真理子という普通の女子高校生の目を通じて、オカルティックな事件や黒神由貴や神代冴子の退魔行を描いていますが、ご存じの通り、所々一人称ではない章があります。
それはたとえば「下町のエジソン」における「オチ」部分であったり、「願いがかなうアクセ」におけるテレビ局でのビデオ解析シーンだったりします。
書いていて感じるのは、やはり女子高生の行動範囲には限界があるなということ。
今書いている「邪眼の玻璃面」ではさらに顕著で、冒頭とクライマックス以外では榊真理子はほとんど登場しないのではないか、という気さえしています。
榊真理子のクラスメートがドラマの重要な位置を占めるので、榊真理子抜きの話には絶対ならないのですが。

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2007年11月12日 (月)

ネット・ホラー漫画寸評11

タマゴ

理解に苦しむ話である。
とりあえず、順を追って分析してみよう。

一コマ目。スーパーらしき売り場。タマゴに非常に安い値が付けられ、母親がすでに一パック、手に取っている。
二コマ目、家に戻り、セリフから判断して、一コマ目のタマゴを調理して食べたらしい。「タマゴ食べたらお腹が」というセリフ。伏線か。
三コマ目。帰宅した父親が赤飯を見て、「何か祝い?」と訊く。
四コマ目。母親が「エリの初潮よ」と言う。驚愕する父親。

ホラーとしてのもっとも安直な解釈は、非常に安いタマゴに問題があり、それを食べた幼い娘がなんらかの影響を受け、あり得ないほど早い初潮を見た、ということになろう。
ここで、作劇としての問題は、タマゴ一パック2円という価格設定だけで「このタマゴは異常かも知れない」と読者に思わせるには不足だという点だ。なぜなら、この程度の価格設定は、実際にあるからである。
やるのなら、絶対にあり得ない設定、「お子様がぐんぐん成長する! スーパーエッグ!」という張り紙でえらく高価だとかにするべきだ。ただし、毎日安売りチラシのチェックに余念がない主婦がそういう高価なタマゴを買うか、というツッコミが来る可能性も考慮すべき。
次の問題は、夫に対して娘に初潮があったという妻の表情。少なくとも、あり得ないことに対する恐怖の表情ではない。何かいやなことがあったような、苦々しい表情だ。不愉快なこと、苦々しく思うようなことなら、なぜ赤飯を用意するのか。(初潮をイメージするお約束とも言えるが、その後の母親の表情を見れば、この解釈は成り立たない)
極めつけは、最後の作者のコメントだ。
「屈折した愛情」とはどういう意味だろう?
四コマのうち、どれが愛情で、どれが屈折した部分だったのだろう。
結局のところ、ただでさえ意味不明のマンガが、このコメントでさらに意味不明になってしまった。
言うまでもないことではあるが、「不条理系ホラー」としても成り立ってはいない。「いったいどういう意味なんだろう?」という不安感に陥らせるのではなく、「つまり何が言いたいの?」と思われるのがオチ。

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2007年11月 6日 (火)

実を言えば

以前、黒神由貴シリーズ新作「邪眼の玻璃面」の設定について、こんな記事を書いた。

銃器
拳銃

実を言えば、文章なのだから、拳銃がどこ製だろうと関係ない。
一人称の語り手である榊真理子にそこまでの銃の知識があるはずもないし。

「無骨なシルエットと、グリップの星印で、中国製のトカレフとわかった」

なんてセリフを言うはずもない。キミはいつから銃器ヲタになったのか。
コミックだったら、そうはいかないけど。
それでも、とりあえずドラマ設定をもっともらしくするために、この銃の出自はこうなのだ、としたいのだ。

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2007年11月 1日 (木)

拳銃

「邪眼の玻璃面」で使用する拳銃について、あれこれ調べる。
やはり「ヤ」の字の方が使用する関係上、中国製トカレフがそれらしいかな、と。
で調べてみると、トカレフという拳銃はなかなか強力のようですな。
弾頭がフルメタルジャケットなので、貫通力がスゴイらしい。
44マグナムが貫通できなかった防弾チョッキを貫通したとか。
笑ったのが、調べた先にあった諸元。
重量が830kgだって。(笑
kは不要でしょ。持てるわけがない。

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